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非木材紙について
さて、紙の材料と言えばなんでしょう?

皆さんは主にカバ、ブナ、スギ、トウヒなどの木材を思い浮かべませんか?
近年は環境保全が言われ、非木材の使用が多くなっています。
非木材はあらゆる種類の植物が利用され、強度や肌合い、印刷の仕上がりなど木材とは一味違った個性があるのです。
では、主にどんな種類があるか見てみましょう。

ケナフ:栽培範囲が広く短期間でたくさんの繊維を取る事ができます。120日〜180日で収穫ができますので木材の20年近い成長と比較して環境保全に役立つ植物として今、注目されています。

コットン:綿の紡績から出る繊維と、繊維質の屑をパルプにして製紙します。紙は中性に保たれ、半永久的に寿命が保たれた紙質になっています。

バガス:サトウキビから砂糖を絞ったカスの部分を利用したものです。木材は高圧、高温で処理せねばなりませんがこれは必要ありません。注目される点として農産廃棄物の利用ということです。

:繊維の特徴は大変美しく、細やかな仕上がりで高級感があります。 海草:セルロース繊維を含みます。海草の収穫時期により紙の風合いが多少違います。

亜麻・藁・麦わら・稲わら・とうもろこし:藁の繊維を利用しています。

その他:食品加工時に廃棄される未使用の繊維や表皮を再利用し、抄きあげされたもので廃棄物を改善する目的やゴミの再利用を考慮したエコロジーペーパーなども最近注目されています。
例えば、豆腐のかすやおから、小麦のかす、紅茶・緑茶抽出のかす、落花生の薄皮などが主な原料です。

紙と言えば森の木々のイメージを抱く方がいるかもしれません。
けれど今の時代は環境保全の面から非木材紙や再生紙が大きく注目され、利用されているのです。


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